ねこねこサンタの散歩道

Unicorn鯖を縄張りとするねこのお散歩日記

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オーダー:ヘルファイア+1

 今回はつまらない書き物です。

 たまーに気分が乗ったときに書いて、身内のLSHPの日記の載せたり載せなかったりした過去の作品の一つです。
 基本的の内容の台詞や心理描写等はフィクションです。
 そして、事象についてはノンフィクションです。
 要するに、実際にあったことに色付けして物語風にしただけですヽ(´ー`)ノ
 まあ、暇な方だけ見ていってください(微妙に長いです^^;)
 あまりチェックしてないので、誤字脱字はご容赦を( ゚Д゚)y-~~




オーダー:ヘルファイア+1

 それは合成と呼ばれる技術。
 それは鍛冶と呼ばれる技術。
 それは鋼の心を持つ炎の輝き。

 ヴァナ・ディールには冒険の合間に合成と呼ばれる技術で金銭を稼ぎだす者達が存在する。
 私ことFieeliaはその中の1人である。
 数あるその合成術で専門として学んだのが鍛冶と呼ばれるものだった。
 これは…そんな鍛冶師としてある程度の名声を得た頃のお話である。


 鍛冶師として師匠から教わった技術を以って、冒険に必要なお金を稼ぐのが私の日課である。
 そんな日常の中、今日も数多の取引が行われてる競売所に私は顔を出すことにした。
 この競売所とは、ヴァナ・ディールで入手することが出来る大半の物が取引されている。
 もちろんこのシステムを利用するには手数料が必要となるのだが、ここでは説明は省くことにする。
 私はいつものように鍛冶関連の素材とそれらより作られる装備品の数々の履歴をチェックする。
「うーん…今日もダマスクインゴットは高いなぁ」
 1人呟き一通り履歴をチェックし終える。
 そして、いつもより時間に余裕があったため私は普段ならあまり見ることのない項目にも目を通すことにする。
「……」
「………」
「…………!!!」
 私の長年の鍛冶師として磨いた直感が、ある装備品の履歴を見た瞬間に落雷のように鳴り響いた。
 それは…その装備品の名は…
 ”ヘルファイア+1”
 ざっと履歴を見ても過去半年で2件のみ。また値段もかなり高価である。
「これは…もしかして……」
 私は頭の中でヘルファイアのレシピを思い浮かべ、更にHQ(ハイクオルティ)の頻度を軽く計算してみる。
 材料の中にゴールドインゴットとダークインゴットがあり、この二つの素材はかなり高価である。
 ゴールドインゴットに至っては彫金師達が日夜自らの技術を高めるのに大量に必要とするため人気であり、いつも品薄な上に1ダースで100万ギルもする。
 しかし、それを差し引いてもヘルファイア+1を狙ってみるだけの価値があると私は判断した。
「うん。大丈夫、問題ないはず」
 競売所の片隅で1人、返事の帰ってこない独り言は誰の耳には届かなかった…。

 まずやらなければならないことは、ヘルファイアに合わせた合成技術の調整である。
 HQ品は普通に合成してる時に稀に発生する高品質品のことである。
 また、HQ品の発生頻度はレシピの必要技術を大幅に上回っている必要がある。
 よってHQ品を狙って作るにはそれ相応の技術が必要であり、またレシピ毎に必要技術も変動する。
 つまり、今のままではヘルファイアのHQ品を作り出すには私の腕はまだまだ未熟であることを認識する。
「修行し直すしかないかなぁ…」
 修行するといっても、いつの世も先立つものはお金…すなわちギルである。
 しかし先行投資と思い、数日間の修行を経て私はヘルファイアに特化した技術を学ぶ事にした。
 そして…

「これで!どうだぁー!」
 気合を込めた炎の揺らめきが輝きを増す。
 やがて、その炎は瞬間的に広がり耳に木霊する音と共に収束する。
 師匠である大きな体躯のガルカ族の親分が笑顔を私に向ける。
「師匠、ありがとうございました」
 師に礼の言葉を残し私は工房の扉を開く。
 これからが本番なのだと…自らに言い聞かせながら。


 それから2週間の月日が経った。
 ヘルファイア+1の売上は上々。高価であるにも関わらず銃の中では最高ランクに位置するだけのことはある。
 需要が供給を上回り作っただけ売れる…予想外だった。

 そして、在庫が無くなったため今日もヘルファイア+1を作り出すために競売所へ足を向ける。
 その道中、異国の言葉を喋る1人の狩人の冒険者が私に話し掛けてきた。
 このヴァナ・ディールの世界は広い、そして言葉の種類もまたそれに見合った数だけ存在する。
 その狩人の冒険者の使う言葉は私も多少理解出来る。
「【こんにちは。貴女の作るヘルファイア+1を私は必要としてます。出来れば次に完成したものは優先的に私に売ってもらえませんか?】」
 理解できる範囲で判断すると、それはこんな感じである。
 つまり、直接受注の申し込みである。
 もちろんこれから作るつもりであったし、競売所の手数料も馬鹿にならないので手数料のかからない直接販売は私としても嬉しい限りである。
 私は二つ返事で快諾し、完成したら連絡をする旨を伝え手短に交渉を済ませる。

 そう…これが悪夢の始まりであることを…この時の私はまだ知らなかった…


 私は交渉を済ませた後すぐにヘルファイア+1の製作に取り掛かることにした。
 競売所でとりあえず12個分の材料を用意する。
 そしてバストゥークの工房に向かう。
 手に握る合成術に欠かせないクリスタルを見つめ…
「始めるとしましょう」
 材料である素材に炎のクリスタルをかざす。
 紅いクリスタルが本物の炎のように燃え盛りだす。
 その炎が膨れ、薄暗い工房を一室の中を照らし出す。
 そして、甲高い破裂音を伴い目の前に合成されたものが残される。
Fieeliaはヘルファイアを合成した!
 目には見えない変な文章が流れたような気がした。
 この変な文章はいつも合成術の最後に脳裏に浮かぶ。しかし、長年の経験からこの文章については触れてはいけない神々の領域のような気がする…
 そう、触れてはいけないのだ!きっと触れてはいけないのだ!
 なぜなら、この話を誰かに話そうとすると体が硬直して動かなくなる。
 それでも話そうとすると、今度は体中の神経が喪失したように自分を認識できなくなる。
 これは神々の領域に人の身分で立ち入ってはいけないのだと…そう神が言っているのだ。
 だから、これ以後この文章については一切触れないこととする。

 つまらない話は終りにしよう。気を取り直して次のクリスタルを握り締める私。
Fieeliaはヘルファイアを合成した!
Fieeliaはヘルファイアを合成した!
      ・
      ・
      ・
Fieeliaはヘルファイアを合成した!

 私は12個分の材料とクリスタルを消費し合成を終える。
「んー、HQは無しか…残念」
 HQが出来なかったため、ただのヘルファイア12個を、バストゥークの武器屋に下取りとして二束三文の値段で引き取ってもらう。
 そのまま、ジュノへ舞い戻り私は競売所を覗く。
 在庫確認をするとまだ12個分の材料が出品されていた。
「今日はもう12回挑戦できそう…」
 少し迷ったが、既に契約済みの1個を作らねばならないので、すぐに材料を購入する。

 そしてまたバストゥークの工房。
「今度こそ!」
 その思いをクリスタルに秘め、合成術に取り掛かる。
Fieeliaはヘルファイアを合成した!
      ・
      ・
      ・
Fieeliaはヘルファイアを合成した!
 12個分の材料を使い切る。
 途中で合成失敗による材料の喪失時、脳裏に流れた変な文章を見なかったことにする。
 結局24個分の材料を消費してもヘルファイア+1は作り出せなかった。
「うーん、今日は厄日かなぁ…もう材料も競売所にないしなぁ…」
 そう、競売所にもう材料の在庫がないのである。
 かといって、自ら材料を集めるためにヴァナ・ディールの世界を歩き回ると時間がかかる。
「仕方ない。今日はもう諦めて明日にしよっと」
 そして今日は休むために私はモグハウスを目指す。

 翌日、私はさっそくジュノの競売所に居た。
 もちろん材料の在庫があるかどうか確認のためである。
 在庫切れになっていた材料が新たに出品されていた。
 ただし12個分しか確保できそうもない。
「まあ、今度こそ出来るよね?」
 今までの経験上では、そろそろHQ品が出来ていい頃合である。
 12個分の材料を確保し、工房へ。そして気合を入れて合成に取り掛かる。
Fieeliaはヘルファイアを合成した!
      ・
      ・
      ・
Fieeliaはヘルファイアを合成した!
 しかし、出来たのはヘルファイアのみ…
「あははは。そうだよねー、こういうこともあるよねー?」
 乾いた笑いが工房に響き渡る。
 昨日と違い今日の材料は12個分で打ち止めである。
「また明日、そうまた明日ね?あはははー」

 更に翌日。
 私は12個分の材料を買い込む。
 そして…
Fieeliaはヘルファイアを合成した!
      ・
      ・
      ・
Fieeliaはヘルファイアを合成した!
 じわりと冷たい汗が頬を伝う。
「あはははははー。あはははー。はぁー…」
 ちょっと焦ってきた…
 なにせ既に48個分の材料を消費してもHQを作り出せないのである。
 この48個分の材料費は、既に売却予定価格を軽く超えている。それが意味するところはつまり…赤字なのだ。
 しかし、この商売をしていると今回のような赤字は付き物なのです。
 そう、一時的に赤字になっても最後には黒字にすればいい。そうやって私は今までも稼いできたのだ。
 まあ…今回は少しばかり材料費が高いため…赤字の単位も大きいが…
「大丈夫!明日こそは…そう明日こそは!」

 更に更に翌日。
Fieeliaはヘルファイアを合成した!
      ・
      ・
      ・
Fieeliaはヘルファイアを合成した!
 12回の合成…HQ無し。
Fieeliaはヘルファイアを合成した!
      ・
      ・
      ・
Fieeliaはヘルファイアを合成した!
 追加の12回…結果同じ…

「…ぁ。あれ?」
 頭の中に霞がかかったように、上手く思考することが出来ない…
「ぇっと…今ので…72回連続HQ無し…だっけ?」
 私は言葉にして愕然とする。
 赤字どころではない。大赤字である…
 今までに経験の無いほどの大赤字である。
「ぁ…ぁ。そうだ合成しなくっちゃ…」
 しかし、手持ちの材料はもう無く…代わりに大量のNQ品のヘルファイアの山。
「あはっあはっあはははははーー。あははははーーーーーーーー」
 精神崩壊気味の私。
「なんだー今日はもう材料ないのかーそうかー。あはははは。また明日だねー。あははは」
 ほとんど回転しない頭のままモグハウスに帰宅し、全てを忘れて眠りにつく。

 更に更に更に翌日。
 連日の材料購入によりジュノ競売所にダース単位の出品は無かった。
 仕方なく、バラ売りの在庫から6回分の材料を購入する。
 そこで私は気づく…財布の中身がもう少ないことを…
 もう次にダース単位で材料を買うことが出来ないほどまで減っている財布を眺め…
「うくっ、ううぅ。」
 不覚にも涙が少しだけ零れた。
「もう…後がない…」
 いつもなら意識せずともフリフリと動いているミスラの象徴たる私の尻尾も、今は全く動くこともなく力なく垂れ下がっている。
「これで…これで作ることが出来なければ…」
 そんな言葉を繰り返しながら工房へ向かう。傍から見ればほとんど死刑台へ向かうような足取りである。

 そして…
 私は紅いクリスタルを発動させる。
 合成1回目。
Fieeliaはヘルファイアを合成した!
「くっ。うっ…うっ」
 今にも零れそうになる涙を必死に堪え、次のクリスタルを握り締める。
 合成2回目。
 発光クリスタル。
しゅるるるる~…る~。
 いつもと違う感触が掌に伝わってくる。
「これは…!」
 一瞬HQの期待に心躍る。
しゅるるる~………パリ~ンっ!
Fieeliaは合成に失敗した!
Fieeliaはゴールドインゴットを失った…
Fieeliaはダークインゴットを失った…
Fieeliaはダークインゴットを失った…

「うわーーーーん。もうヤダーーーーーー。うぅっ」
「なんで!なんでー!どうしてー!」
 必死に繋ぎとめていたなにかが切れる寸前。
 それでも合成を続ける私。
 合成3回目。
Fieeliaはヘルファイアを合成した!
「ぁぁ…あはっ。あははっ…あひゃははははははっ。ぉーぇぃ。おーえい!ひひひっ。ひーひっひひ」
 何か私の心に致命的なダメージが…
 合成4回目。
Fieeliaはヘルファイアを合成した!
「ホラネ、ホラネ。やっぱそうだよね。いひっ。うはははっ」
 合成5回目。
「ひゃっほーー。ヤーー」
 そして都合最後になるであろう、合成6回目。
Fieeliaはヘルファイア+1を合成した!!!
「ふふふ。あははっ。ひゃっはははっ………ぇ?」
 壊れた心に、何かが染み込む。
「…ぁ。ぁぁ…あぁ…ぁ…」
 手元に残るヘルファイア+1を凝視する。
「…出来た?出来たよね?」
 麻痺していた頭が低速で回りだす。
「出来たんだ。やった…やった~」
 このヘルファイア+1を売っても大赤字であることは変わりないが、それでも喜びに震える私。
「ううっ。良かったぁ…」
 先ほどまでとは違う意味の涙が頬を伝う。
 その涙を隠そうとはせず、堂々と歩き出す私。

 そして、私は契約を果たすため異国の狩人に連絡をする。

 ジュノ契約者の異国人狩人と落ち合う。
「【こんにちは】」
 挨拶に私も挨拶を返す。
「【こんにちは】」
「【約束のヘルファイア+1が完成したのでお渡しに来ました】」
 そう切り出し、ヘルファイア+1を取り出す私。
「【えっと、すみません。もうそれ要りません】」
 信じられない一言が私の胸を刺す。
「【競売所でもっと安く買うことが出来ましたので、もう要りません】」
「【えーーーーーーーーーーーー】」
 更に信じられない言葉が狩人の口から紡ぎだされる。
「【それに競売所にヘルファイア+1の在庫一杯ですよ?だからそんな値段では買えません。それではさようなら。】」
 そう言い残し、雑踏の中、人ごみの中へと消えていく異国の狩人。
 えっと…そういえば、ここ数日は材料だけ買うことに集中していたためヘルファイア+1の履歴なんて見て無かったことを思い出す。
 恐る恐る競売所の履歴を覗く私。
 そこにはヘルファイア+1の在庫が8個。
 そして価格相場も大暴落中…
「【えーっと。】」
 錯乱してるためか母国語ではない言葉で私は呟く。
「…………」
 取り戻したはずの矜持がずたずたに裂かれる音を確かに私は聞いた。
「ふざけんなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 あっ…地が出た…。
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テーマ:FINALFANTASY XI - ジャンル:オンラインゲーム

1/2ノンフィクション | コメント:3 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

ふむふむ。
HQ依頼?ってのは怖いもんですねぇ。
σ(゚∀゚ は骨ちょいかじっただけですが
劇毒座るのめっちゃ緊張した覚えがあります(笑)

そーだよねー、ふぃーりあさん鍛冶ッコだったよねー。
また銘入りでもお願いしちゃおうかしら?




HQでwwwwwwwwwwwwwww
2007-02-28 Wed 11:27 | URL | しゃむ #JalddpaA[ 編集]
しゃむさん、チャー^^

HQ手数料、1000万となります^^【ありがとう】【やったー!】
うそうそw
2007-03-01 Thu 02:05 | URL | ねこねこサンタ #EBUSheBA[ 編集]
1000万Σ('∀`;)

たけええええええええええヽ(`Д´)ノプンプン
2007-03-01 Thu 11:41 | URL | しゃむ #JalddpaA[ 編集]

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